スレッドリフト(テスリフト®)

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スレッドリフトはメスを使わずに糸(スレッド)を真皮や皮下脂肪層に挿入して引っ張り上げる(リフト)ことによってたるみ改善や小顔効果を出す治療法です。 体内で溶ける糸(吸収糸)を真皮に挿入することでコラーゲンやエラスチンといった繊維組織を作ることで皮膚のハリや弾力を取り戻し、糸についた棘を組織に引っ掛けて持ち上げることでたるみを引き上げます。手術に比べ、腫れや内出血といったダウンタイムが少ないことも特徴です。

バーブアンカーの比較image

当院では、テスリフト®を用いて治療を行っています。

テスリフト®の仕組み

特殊な形状の糸による強力リフトアップ

テスリフト®とは、PDO(ポリジオキサノン)素材のバーブ(とげ)のついた糸の周りを3Dメッシュが覆っている特徴的な形状の糸を使ったスレッドリフトのことです。バーブが皮下組織をしっかりと掴み、周辺組織が3Dメッシュに入り込むため、リフトアップした状態を長期間キープすることが出来ます。PDOは手術の縫合でも使われる吸収性の素材です。180~240日間体内に残り、その後加水分解をうけ徐々に吸収されますが、その間、軽い異物反応が起こり、線維芽細胞が糸の周囲にコラーゲンやエラスチンを合成します。糸が吸収された後も線維組織が残ることによって真皮内のハリや弾力を保ちます。糸が吸収された後もリフティング力は2~3年継続すると言われています。

脂肪を萎縮させる効果がある

PDOは脂肪を委縮させる効果があるとされており、脂肪が引き締まることで小顔効果も期待できます。

テスリフト®で改善できる症状

  • 頬のたるみ・ほうれい線

  • マリオネットライン

  • 二重顎

  • 小顔な印象を手に入れたい

  • 手術には抵抗があるがわかりやすい効果を得たい

テスリフト®image

糸の配置方法

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テスリフト®治療費用

1本
¥66,000

※局所麻酔、麻酔用のカニューラの費用込みです。

当院での治療方法

治療前のカウンセリングを大事にします。患者さんが気にされているたるみの部位、たるみの状態を十分に診察し、必要なテスリフト®の本数を決定していきます。皮膚の状態に応じては侵襲やダウンタイムが少ない熱治療(赤外線治療HIFU)や水光注射スネコス注射PRP療法ショッピングスレッド(韓国式美容鍼 リードファインリフト®、ウルトラVリフト®、トキシル(TOXIL)®)が適していると判断することもあります。

治療の流れ

  • 初診時には問診票をご記入して頂いてから、洗顔でメイクを取って頂きます。診察でしっかりとたるみの状態を診察し、どの部位に何本の糸を入れるか決定し、マーキングを行います。

  • 局所麻酔を行った後、テスリフト®を挿入します。治療部位の範囲、糸の本数にもよりますが治療時間は30~60分程度です。針孔部位にはテープ保護を行います。

  • 糸を挿入した後は10~20分程度冷却を行い、赤みを抑えます。

  • 当日は赤みや針穴が生じます。翌日からお化粧でカバーが出来ます。

治療後の経過・副作用・注意点について

  • 洗顔やシャワー浴は当日より、洗髪やメイクは翌日より可能です。
  • テスリフト施術後は、腫れ・むくみ・内出血・痛みがあります。(1日~1週間程度。個人差は大きいです)
  • 施術後数日~1か月程度は、笑ったり、大きく口を開けたり、洗顔時に引き攣れや違和感を感じることがあります。
  • 数日後より肌のハリ感、リフトアップ等の効果を感じられ、2次効果として1~3年皮膚のたるみ予防効果があります。効果を持続させるためには1~2年ごとの治療を推奨しています。
  • 溶ける糸(吸収糸)を使っていますが、ごくまれに糸に対する異物反応やアレルギー反応を起こすこともあります。
  • 治療後の経過にはいくらかの個人差があります。また、治療中・治療後に予期しない合併症や後遺症が生じる可能性があります。
  • 妊娠中の方は治療することが出来ません。
  • レーザーやそのほかの治療は、施術後1か月より可能です。