刺青除去(レーザー治療、削皮+レーザー、切除)

タトゥー除去image

刺青除去について

若気の至りで入れたタトゥー、ファッションタトゥー。就職や結婚の時、温泉やプールに入れない、子供に見せられないなど後々後悔され取りたいと思われる方が多いです。ファッションタトゥーなど気軽に入れられる反面、除去するには時間と金額がかなりかかることを覚悟してください。

刺青除去

レーザー 1ショット
¥2,420~
手術(40mm×10mm程度で)
¥121,000~

当院での施術方法

レーザーによる色素の破壊

532nm(半波長Nd:YAG)、755nm(アレキサンドライト)、1064nm(Nd:YAG) という3つの波長のレーザーを用いて色素を破壊していきます。1回の施術では取れません。黒色には強いですが色(特に緑や橙や黄色)に対してはQスイッチレーザーのみでは治療が難しいのが現状です。回数を重ねることで色素脱失(模様が白抜けする)ことがあります。

症例写真(レーザー治療)

  • 入れ墨除去施術前image施術前

    入れ墨除去施術後image施術後

手術による切除

早く確実に除去したい場合は 削皮といって皮膚を剥いでレーザーを組み合わせる方法、切除で「線」にする方法、範囲が広い場合は皮膚移植術が必要になります。幅が広い絵柄を切除する場合は「分割切除」といって、皮膚が伸びるのを待ちながら数回に分けての切除が必要になります。 皮膚移植の場合は入院治療が必要になりますので提携病院へご紹介します。

入れ墨切除手術

切除手術の場合:
刺青の部位を切り取り縫い寄せます。幅広い場合は1回では切除できませんので数回に分けた切除手術(分割切除術)を行います。
費用:
大きさによって手術料金は変わります。おおよその目安は 40x10mmの大きさで10万円、80x10mmの大きさで20万円です。長さと幅で料金は変わります。診察時に実際に計測して正確な料金をお伝えしています。
治療に伴うリスク:
ごく稀に局所麻酔や抗生剤に対するアレルギー症状を起こす人がいます。
副作用:
肥厚性瘢痕・ケロイド、出血・血腫、感染、異物反応、疼痛など

治療の流れ

  • 初診時には問診票をご記入して頂きます。どの施術方法が一番適しているのかをじっくりと患者様と話し合い治療方針を決定していきます。

  • 治療当日は、

    • レーザー治療の場合は麻酔クリームを塗布して30分~45分効かせてからの注入になります。治療部位の範囲、照射方法にもよりますが治療時間は数分から30分程度です。
    • 手術の場合は局所麻酔を注射してからの施術になります。治療部位の範囲、照射方法にもよりますが治療時間は数分から30分程度です。
  • 治療後はメイクをしてお帰り頂きます。日常生活に制限はありません。

治療後の経過・副作用・注意点について

  • 治療後は軟膏治療、または包帯による圧迫を行います。治療後のホームケアについてはお伝えした方法をきちんと守るようにして下さい。アフターケアも非常に重要です。

  • 1~2週間後に傷の状態を診察します。切除手術の場合は抜糸を行います。

  • 次の治療計画を外来でたてていきます。(傷の治り方によって次の治療時期を決めていきます)

  • レーザーで除去する場合、1回の治療では終わりません。10回以上治療が必要なことがあります。
  • 手術で切除する場合は、傷跡は残ります。皮膚移植を行っても傷跡は残ります。
  • 治療後の経過にはいくらかの個人差があります。また、治療中・治療後に予期しない合併症や後遺症が生じる可能性があります。
  • 妊娠中の方は治療することが出来ません。

治療の目安

必要な治療回数は刺青の状態で変わってきます。