毛孔性苔癬(腕や背中のブツブツ)

毛孔性苔癬image

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)は、毛孔内に角質が充満して表皮にまで盛り上がってブツブツと見える角質異常が原因です。
二の腕や背中の毛穴に一致した薄茶色のブツブツとして認められることが多いです。

治療方法

劇的な治療法はないのですが、角質異常によるターンオーバーの乱れを直す手段としてケミカルピーリング、角質だけでなく真皮の深さまで軽くキズをつけて皮膚を入れ替える方法としてフラクショナルレーザー(Er:YAGCO2で効果がみられます。複数回の治療が必要です。2~3ヵ月ごとの治療を3~5回繰り返すことで徐々に効果が現れてきます。非常に治療が難しい疾患です。

毛孔性苔癬治療

両腕 ErYAGフラクショナルレーザー(シングルショット含む)
66,000円(軟膏代金含む)

※麻酔は希望者のみ行っています。(別途料金かかります)

副作用・注意点について

  • フラクショナルレーザー治療当日は、赤みや痛みが伴います。十分に冷却することで和らぎます。赤みは1週間程度続く場合があります。
  • 3日~1週間は軟膏療法やガーゼ保護が必要になります。必ず傷の管理、アフターケアは指示に従ってください。アフターケアも非常に重要です。
  • 照射後、少なくとも1ヶ月はしっかり日焼け対策を行ってください。
  • 治療部位の管理を正しく行っても体質・皮膚タイプにより色素沈着や瘢痕化、またケロイド形成などが生じることがあります。1~3ヶ月色素沈着が長引くこともあります。
  • 入浴やサウナなどは、赤みや腫れが生じたり長引いたりする原因となりえるので、2・3日は原則シャワー浴のみとし、治療部位はこすらないようにして下さい。
  • 治療後の経過にはいくらかの個人差があります。また、治療中・治療後に予期しない合併症や後遺症が生じる可能性があります。
  • 妊娠中の方は治療することが出来ません。