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ニキビは コメドと呼ばれる手で触れるとざらざらした状態(白ニキビ、黒ニキビ)からはじまり、皮脂腺内にニキビの原因となるばい菌などが入ることによって炎症ざ瘡(赤ニキビ)、膿疱ざ瘡(黄ニキビ)と変わります。
☆YouTubeで開くとチャプターごとにご覧いただけます。
コメドの原因である角質のふた「角栓」を減少させる治療としてケミカルピーリングの治療を行います。
炎症ざ瘡(赤ニキビ)で赤みを呈している場合には色素レーザー(Vビーム)やIPL光治療(SCITON社BBLフォトブライト・BBL HERO)を行い炎症を抑えていきます。
膿疱ざ瘡(黄ニキビ)に対してはCO2(炭酸ガス)レーザー開窓圧出を行います。
低用量ピル内服によるホルモン療法も効果が期待できます。脂性肌で炎症ざ瘡(赤ニキビ)・膿疱ざ瘡(黄ニキビ)がひどく難治性である場合はPDT(フォトダイナミックセラピー)*が根本治療として一番効果が高いです。
炎症ざ瘡・膿疱ざ瘡がなかなか治らない負のループを作ってしまえば皮脂腺と周囲の組織は「キズアト」になってしまいます。キズを治すためには新しい血管が作られるため「赤み」が出てきます。また、キズが治る際にメラニンが増えてしまうため「茶色み」が出てきます。これらの色が混在した状態がニキビ痕の色素沈着の原因です。
赤みが強い場合は色素レーザー(Vビーム)、
赤と茶色が混在している場合にはIPL光治療(SCITON社BBLフォトブライト)、
茶色みが強い場合にはピコトーニング、色素沈着治療レーザー(低出力QスイッチNd:YAGレーザー)
を行い、過剰な血管やメラニンを破壊することでニキビ痕の色素沈着を軽減させていきます。
美肌トリートメント治療や水光注射で必要なビタミン、ヒアルロン酸、メラニンを抑える成分を補充する治療も有効です。
炎症ざ瘡・膿疱ざ瘡がなかなか治らない負のループを作ってしまえば皮脂腺と周囲の組織は「キズアト」になってしまいますが、キズアトが表皮細胞を中に引き込むことによって凹凸・クレーター状になってしまいます。
凹んだニキビ痕を一旦壊して作り変えることによって徐々に目立ちにくくしていく、面取り+フラクショナルレーザー(Er:YAG、CO2)、トライフィル、ジュベルックが適応となります。数日のダウンタイムを要します。