体の青あざ-異所性蒙古斑保険適応
体の青あざ-異所性蒙古斑の症状
蒙古斑(もうこはん)は生後1週から1カ月ころまでの赤ちゃんのお尻や腰に出現する青あざで日本人にはほぼ100%見られます。6歳ころの子どもまでに自然消失するため問題になることはありません。ところが、まれにお尻や腰以外に青アザが出ることがあり、これを異所性蒙古斑(もうこはん)と呼びます。大半は幼稚園や小学校などの学童期までに薄くなっていきますので経過観察が基本となります。しかし、色調が濃いものは大人になっても残ることがあります。また、露出部などは患者さんや親御さんの精神的苦痛を緩和するためにQスイッチレーザー照射を行うこともあります。
体の青あざ-異所性蒙古斑の治療方法
Qスイッチレーザー
青アザの色調を見ながら治療適応を決めていきます。なぜなら、安易にQスイッチレーザー照射を行えば白ぬけ(白斑)のリスクが高くなってしまいかえって目立つ結果になるからです。治療に適切な時期、適切なレーザー照射設定をこれまでのたくさんの経験から見極めて治療にあたります。
Qスイッチレーザーによる症例写真
- 施術前
- 施術後
写真はCandela社より提供
体の青あざ-異所性蒙古斑の治療の流れ
- 1歳までは色調が薄くなることが多いため外来で経過をみます。
- 露出部などは患者さんや親御さんの精神的苦痛を緩和するために注意深くQスイッチレーザー照射を行うこともあります。治療間隔は最低3カ月はあけながら治療をおこないます。
副作用・注意点について
- レーザーの合併症で色素脱失、色素沈着、瘢痕形成などを生じる可能性もゼロではありません。異所性蒙古斑は色素脱失をきたしやすいので慎重な治療が必要になります。治療後の2週間は軟膏治療を必ず行ってもらいます。紫外線ケア等については医師の指示に従ってください。
体の青あざ-異所性蒙古斑の治療費用の目安
面積 | 4c㎡まで | 4~16c㎡まで | 16~64c㎡まで | 64c㎡以上 |
費用 | 20,000円 | 23,700円 | 29,000円 | 39,500円 |
※実際に窓口でお支払い頂く金額は保険種別により上記金額の0~3割になります。
※上記費用の他に初・再診料、麻酔代金、処方箋料等の基本の保健理療費が必要になります。
体の青あざ-異所性蒙古斑に関してよくいただくご質問をまとめました。
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レーザー治療は痛いですか?
痛みは輪ゴムを弾いたような痛みです。麻酔クリームや麻酔テープを塗布、貼付しての治療を行います。広範囲の場合は全身麻酔が必要なので、入院治療が必要です。(福大病院へ紹介します。)
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レーザー治療後の処置は?
2週間は処方される軟膏を塗ってガーゼ保護をして頂きます。
赤アザ、青あざ、茶あざのレーザー治療は保険適応です。(一部保険適応外)
あざ治療に使用するレーザー治療機器をご紹介いたします。
あざ治療に関するよくいただくご質問をまとめました。
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