茶あざ‐表皮母斑 ぶつぶつした茶色いあざ保険適応
茶あざ‐表皮母斑の症状
出生時または幼少時から見られる表皮の過形成による母斑(あざ)です。新生児1000人に約1人の発生頻度と割とよく見られるあざです。自然に消えることはなく、他のあざと同様に体が大きくなるのに比例して大きくなります。まれに、表皮母斑に中枢神経系、骨格系の異常を合併することがあり、表皮母斑症候群と呼ばれています。3つのタイプに分かれます。
表皮母斑の種類
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限局型(疣状母斑)
あざが固まってあり、単発あるいはいろいろな場所に多発します。
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広範型(列序性母斑・線状母斑)
四肢や体幹で線状に並ぶあざです。
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炎症型
あざは硬い淡紅色で、線状に配列し強い掻痒感を伴います。
茶あざ‐表皮母斑の治療方法
Er:YAGレーザー
表皮母斑の状態でどの治療方法が適しているのか、経過を診るのかを判断します。
治療法は
①手術:小範囲であれば切除、広範囲であれば皮膚移植術やエキスパンダーを入れて皮膚を引き延ばしての手術。
②レーザーやグラインダーで削る(削皮術) になります。
♦手術のメリット
再発が少ない。デメリットは切除して縫い寄せた傷が残る、エキスパンダーを入れれば数回の手術が必要になる、皮膚移植であれば移植した皮膚が「つぎはぎ」のように残る、皮膚をいただいたところが傷になる、ことです。
♦レーザーのメリット
範囲が小さければ通院の手術が可能。若干の色素沈着が残ることはあるが割ときれいに治る。デメリットは再発もある。付け替えが1週間くらい痛みを伴う、ことです。
当院では日帰り手術で、切除手術、皮膚移植、レーザーによる削皮術を行っています。
他院との違いといえば、削皮にエルビウムヤグレーザーを用いて、色素沈着を極限まで抑える治療を行っていることが挙げられます。赤ちゃんでも治療を行っています。
広範囲の場合は全身麻酔が必要なので、入院治療が必要です。(福大病院へ紹介します。)
副作用・注意点について
- レーザーの合併症で色素脱失、色素沈着、瘢痕形成などを生じる可能性もゼロではありません。治療後の2週間は軟膏治療を必ず行ってもらいます。紫外線ケア等については医師の指示に従ってください。あざの性格上再発は高率で起こります。十分ご理解の上治療に臨んでください。手術を行った場合、傷は必ず残ります。
茶あざ‐表皮母斑の治療費用の目安
治療方法、麻酔方法で全く異なるため診察時にお尋ねください。
茶あざ‐表皮母斑に関してよくいただくご質問をまとめました。
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レーザー治療は痛いですか?
痛みは輪ゴムを弾いたような痛みです。麻酔クリームや麻酔テープを塗布、貼付しての治療を行います。広範囲の場合は全身麻酔が必要なので、入院治療が必要です。(福大病院へ紹介します。)
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レーザー治療後の処置は?
2週間は処方される軟膏を塗ってガーゼ保護をして頂きます。
赤アザ、青あざ、茶あざのレーザー治療は保険適応です。(一部保険適応外)
あざ治療に使用するレーザー治療機器をご紹介いたします。
あざ治療に関するよくいただくご質問をまとめました。
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